やらなきゃいいのに…
こんにちは、今日もこのページに来てくれてありがとうございます!
今回はフルマラソンをテーマに話します。
初めて参加したのが2016年のゴールドコーストマラソンでした。このレースは自己ベストを出しやすい大会の一つと言われております。その理由は起伏の少ないコースに加え、7月の南半球は真冬で湿度も低く、走るには最適な環境だからです。ゴールドコーストは一年を通して天候も安定しており万全の状態でレースに臨むことができます。
当日は朝の7時半がスタートだったのですが、前日は緊張のあまり眠れなかったのを覚えています。そんなことを言っていても時は来てしまい、エナジージェル4個を装備してレースに挑みました。
↑ スタート直後は楽しすぎて後ろの人とシンクロしてました笑
はじめの15kmくらいまでは誰でも楽しく感じ、アドレナリンも出まくりで疲労感に気づきにくいでしょう…
沿道からも声援が飛んでくるので余計に力んでしまいます。そんな僕はアホみたいに前半からハイペースで走っておりました。バーリーヘッズという場所が折り返しになるのですが、ここまでは問題なくきていました。
割と異変を感じてくるのは25km以降ではないでしょうか。エナジージェルを予定通り2本残して一回目の山場に差し掛かったのですが、足が上がらなくなってきます。もちろんオーバーペースが原因だったのですがとにかく一気に足が重くなります…さらに足の裏が摩擦で熱くなり、これがまた鬱陶しい。 前半の笑顔はここでサヨナラでアドレナリンともお別れ、精神力勝負の始まり…
そして誘惑になるのが、周りの人もボチボチ歩き始めるのが中間以降。もちろん完走目的なら問題ないのですが少なからず自身でタイムを設定(4時間切り)していたので歩くわけにはいかない!!!と言い聞かせなんとか乗り切ります。
そして今でも忘れる事が出来ないのは地獄の35km地点です。ふくらはぎがプルプルしはじめてから、「頼むから吊るなよ」と言い聞かせていましたがそれも届かず両足痙攣!
完全に終わったと思いました。
足をさすってもグーでパンチしても言うことを聞いてもらえずかなりペースダウン…
残り僅かな給水所でもらえる水も、飲むか体にかけるかを悩んだ末、飲まずに体温を下げる事を選びました。これが功を奏して前までとは言えないですがペースも戻りました。
40km地点からは何も覚えていません…
ただただ水が飲みたいのと甘いものがほしい!みたいな感じでしょうか。あ、そういえばまたどアホを発動しポケットにエナジージェル2つ残していたのを気づきました。残り数キロでの発見は最悪でしたね笑(皆さんは必ず10km置きを目処に忘れず飲みましょう)
もし飲んでいれば足吊らなかったんじゃないか。いや、吊らなかった。そんな気しかしません。
ゴールを目の前に冷静な自分がおり、なぜ参加した?ドMすぎて引く。そんな事を思っていましたが念願のゴール!
立てない、口の中カピカピ、足ピクピク。ヤバイ奴です。数分寝そべって今まで自分のやった事を振り返ると本当に感極まりサングラス越しには涙が溢れていました。笑
(そのせいかその後3回このレースに出ました。笑)
↑タイムはギリギリ4時間切れました!
(今年は残念ながらコロナで中止になりましたが、来年こそ!オーストラリアでお会いしましょう!)
立ち直るとマラソン大会にはリカバリーコーナーが設けてあるのですがバナナ、キウイなどのフルーツやポテチ、グミ、スポーツ飲料などが食べ飲み放題です。
僕自身、手が汚れるのと食べた後の後悔が嫌でポテチ食べる事をこれまで避けていました。しかし当時は脳みそに食べろと指示されたみたいで、プリングルスの長い筒2本とハリボーのコーラ味2袋平らげていました…
そしてその夜は何があったのか、ジャンクフードを食べまくりました。
それくらいカロリー消費したんですね、恐ろしい。ちなみに体重も2キロ半程落ちていました。(多分ほぼ水分)
一日で満足に痩せる方法ここにあります!
フルマラソンに出る事!です。そうすればポテチやらケーキやらフラペチーノなど…その日食べ放題です笑 (絶対お勧めしませんが…)
というくらいフルマラソンを走るのにエネルギーが消費されるんですね…。走って痛感しました。
因みに公務員ランナーの川内選手なども見る事ができてとても良い思い出になりました。僕たちが半分も走っていないのに、折り返しを過ぎてすれ違ったトップランナーを見た時は萎えました。バケモノです。
以上がフルマラソンの経験をざっくり書いてみました! 人生でやりたいことの中の一つとして掲げている人も多いのではないでしょうか。そんな方はまず、無理せずに10kmやハーフマラソンにエントリーしてみてください!きっとそこから要領も分かるようになり、フルマラソンへの挑戦も検討出来ると思います。
本日も長くなりましたが読んでくださりありがとうございました!