最大級のやらかし。
こんにちは、今日もこのページに来てくださりありがとうございます。
ワーホリ、留学で3年間をオーストラリアで費やしその中には良い事以上に悪い経験をしてきました。特に印象的だったファーム体験について実態をお伝えします!
まず始めに上の写真を覚えておいて欲しいのですが、Payslipと呼ばれる給料の明細書です。トータル$22.4?!?!何事?ってなりますよね。
僕は高校から長い付き合いのある友達とセカンドビザを取得するためにファームへと行きました。バンダバーグというクイーンズランド州北部の地獄のように暑い街へとゴールドコーストから約450km(車で6時間)かけて向かいました。
しかし実際にはもっと時間がかかったかなと思います。なつかしのブリスベンの街を車で横切った時はいっそここでまた暮らしたいなと思っていました。
サンシャインコーストを超えてくると道の舗装もかなり雑になり砂利道を車で走ることもしばしば…途中集中力も切れてカンガルーの死体もかわせずに踏みつけるあり様…ゴメンナサイ。
何度かパーキングエリアで休憩をしたのですが気温や紫外線が強くなっていくのを肌で感じることができました。
やっとの思いで到着…疲れ切っていましたがなんとか2人で運転を交代しながら頑張ってきました…かなりガソリン代とエナジードリンク代を食ったかなと。笑
契約していたファームのアジア系オーナーと仕事の内容や開始時間などの打ち合わせをして解散。何も無い街を散策して一日目を終えました。
次の日になると明日まで仕事無し!!というメッセージをいきなりもらいました。
?????
まてまて。打ち合わせしたし、なんなら作業着や身の回り品も買ってやる気満々だったのに…
初日から友人とブチギレです。
諦めて2人でドライブをして向かった先がこちら…
↑エリオットヘッズというビーチへ行きました。人が全然住んでいないからなのか、水が透き通っていてここまで綺麗な海を見たのは人生初でした。ビーチ沿いでキャッチボールを楽しみ、いつから働けるのやらとグチグチ2人してやっていたのを覚えています。
2日後にやっと仕事をもらえ、早朝5時頃集合だったのでかなり早起き。
広大なズッキーニの畑へと連行されました。笑
トイレもない、休憩場もない。What the f#€k て感じでした。
ズッキーニの取り方は先輩に聞いてと放り出され見様見真似でひたすら摘む!
両腰にバケツのようなものを吊るし、取っては入れての繰り返しを昼過ぎまで…もちろん休憩時間ももらえず自分のタイミングでこっそり水を飲みに行っていました。公衆トイレもないので…という事は分かりますよね。笑
一応僕ら2人は高校野球を経験して体力には自信がありました。しかしそれを上回るしんどさ。もちろんズッキーニをとらないとお金は稼げないので痛いだの重いだの言っている場合ではありませんでした。
一つのバケツで何キロ位ですかね…5キロ弱はあったと思います。それを両腰。しかもぶっ通しで6,7時間。その日の夜はビールで乾杯!
僕らの宿はファームオーナーの家でシェアハウスみたいな感じだったので家でも顔を合わせなければいけなかった。そして告げられたのは
「明日は仕事なし」
僕ら完全にキレました。もちろん心の中で。
すぐさま2人で会議。俺らビザ取れるん?本当にこの様な事を考えるばかり。
というのも実はこの前にも失敗しているんです。笑
コフスハーバーというニューサウスウェールズまで車で行っていたのです。ガソリン代、生活費はカツカツでこのまま先の見えないファーム生活をしようと考える事ができなくなっていました。悩んだ末に出した結果は…セカンドビザを諦めて僕は前まで住んでいたゴールドコースト、親友はメルボルンへ帰ることに。
また車で帰り、もはや何をしにバンダバーグへ行ったのやら。一生分のドライブをしました。
残金も僅かでどうこれから立て直すかを考えるので一杯一杯!
これで終わるかと思いきやファームのオーナーからメールが送られてきてその中身が
最初にお見せしたペイスリップ。あんなにしんどい思いをしてズッキーニ取ってたのに稼げたお金は$20ちょっと。まさに地獄。
そこから貧乏生活が始まるのでした…
以上が僕のファームの体験談です。
稼げる、ビザを簡単に取れるという人もいる反面、僕らの様な人もいます。大切なのは現地へ行く前にしっかりと調べて、レビューを見て、給料体系や宿泊施設などの情報を漏れなく見ておくことです。僕らはこれを怠ったため痛い目に遭いました…後から聞くとバンダバーグは悪徳ファームが多いことで有名でした。
僕らの様な人を出して欲しくないのでくれぐれも気をつけて下さい。できれば2人以上で行くのがいいかも…もっと書くことあるのですがこれまでにしておきます。コメント頂ければ個別でお応えしますね!本日もお付き合い頂きありがとうございました!